皆さんは「学校に行って教室で授業を受ける」のが当たり前だと感じていませんか?
それが難しくて辛い思いをしている人が身近にいませんか?
不登校という選択肢も考えてみませんか?
はじめに
はじめまして。この記事を書いている、みさきと申します。
私は、小学校と中学校の9年間、不登校を頻繁に繰り返し、現在は通信制高校に通っています。
さらに私は高校、アルバイトと並行して、この後にご紹介する「学校は行かなくてもいい」の著者、小幡和輝さんと、現役中学生ライターキメラゴンさんによる「ゼロワン」というプロジェクトに参加しています。
ゼロワンでは実際に記事を書いて、みんなで感想を共有しながら「人に自分の思いを伝える書き方」を学んでいます
今回は小幡さんの著書を読んで私が感じたことを皆さんにお伝えしようと思います。
小幡和輝さんとは?
(小幡和輝 オフィシャルブログより引用)
小幡 和輝
1994年 和歌山県で生まれる。
約10年間の不登校を経験。
定時制高校に入学後、同世代の友人などから大きな刺激を受け、高校三年生で起業する。
その後も様々なプロジェクトを立ち上げ、「#不登校は不幸じゃない」を中心に大きな反響を巻き起こした。
(参考:小幡和輝 オフィシャルブログ プロフィールより)
小幡さんはこれまでにも何冊か本を出版されています。
今回ご紹介するのはこちら。
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この記事は不登校を推奨したり、否定するものではなく、不登校を選んだ一人として、一つの選択肢を示したものです。あらかじめご理解ください。
不登校は特別なことじゃない
文部科学省「平成30年度 児童生徒の問題行動・不登校等生活指導上の諸課題に関する調査結果」によると
小・中学校の不登校である児童、生徒の数は164528人
(前年度は144031人 20497人増加)
平成30年度現在、小学校は144人に一人、中学校は27人に一人が不登校
なのだそうです。
不登校の児童、生徒の数は年々増加しており「学校に通う」ということは当たり前でなくなるかもしれませんね。
学校には戻らなくてもいい
皆さんの身近な子供が不登校になったら皆さんはどうしますか?
「早く学校に戻さなきゃ」「勉強が遅れたら余計に学校に戻れなくなる」
と思う方もいるのではないでしょうか。
この本の表紙には「正しい不登校のやり方」と書いてあります。
この本の大きな特徴は「学校に復帰するためのやり方」を書いた本ではないこと。
小幡さんだけではなくさまざまな人たちがどうやって「不登校」と向き合い、過ごしてきたのかたくさんのエピソードが書かれています。
この本で自分とは違う経験をしてきた人、自分と似たような思いをした人、たくさんの人のエピソードを読みました。
学校に行けなくて悩んでいた人もなかにはいたと思います。
そんな人たちが今こうやって自分の経験を話せていることにとても感動しました。
今悩んでいても、いつかこうやって同じような人たちに自分の過去を伝えることができるんだと思えたらとても安心しますよね。
好きなことに夢中になろう
不登校の子供たちは普段どんなことをして過ごしているのでしょうか。
小幡さんは不登校時代、ゲームに夢中でプレイ時間は30000時間を超えるほどでした。
学校に行かない分、1日のほとんどをゲームに費やしました。
「学校に行かないで、一日中ゲームって…」
と思った方もいるのではないでしょうか。
この本の中で小幡さんは
「学校へは行ってないけど、自分はこんなことができる!」
そんな人に誇れるものを作ることで、それが自信につながるし、それはそのまま将来の仕事につながるかもしれない。
その言葉通り、小幡さんはゲームに関しての著書を書き
ゲームのオンライン家庭教師 「ゲムトレ」の運営をしたり
ゲームに関するお仕事をたくさんされています。
もし、小幡さんがゲームをあまりしていなかったらゲームに関する著書は書けなかったでしょうし、ゲームを教えるという発想も浮かばなかったと思います。
私の友達の中にも、不登校の間、自分の趣味に夢中になっていた人がいます。
その人はその趣味のおかげで「学校以外の居場所ができた」「自分の好きなことをやっているときは気持ちが落ち着いた」と話していました。
また、私は特に趣味がありませんでしたが、「ゼロワン」のようにさまざまなプロジェクトに参加して自分のスキルを高めています。
こうやって皆さんに読んでもらえるような記事を書くことで、将来につながることもあるかもしれませんし、何より記事を書くのがとても楽しいです。
自分が楽しいと思えることを大事にしたいと思いました。
最後に
9年間、不登校を繰り返しそれでも今、幸せに生きている自分が今だからこそ言えるのは
「不登校だからって人生終わったわけじゃない。むしろ、他の人より先にいろんなことを経験できたからこそ今がすごく楽しい」
自分のこの経験は決して無駄じゃないと思っています。
そして、自分と同じように不登校になるか悩んでいる子供達の道しるべとなれるように、これからも頑張りたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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